ここ最近、安価で高いクオリティのレバーレスコントローラーを多数リリースしている Haute42 (Cosmox gaming) の U16 を購入したので簡単にレビューします。これまで購入した、DOIO KBGM-H06やDRM Slimといった、コンパクトなモデルを比較すると、両手をのせることができる程度の大きさがあるタイプです。価格は前述の2モデルと同等の1.4万円ぐらいがAmazoon.co.jpでの定価ですが、セール時には安くなることが多いです。

Haute42 U16 外観
本機は、これまでレビューした、DOIO KBGM-H06やDRM Slimと同様に、GP2040-CEを内蔵したカスタマイズ性の高いレバーレスコントローラーです。前述2機種と比較すると、両手乗せることができる広さがありつつ、薄くて軽いのが特徴です。傾斜などはなく、フラットな形状で、表面(アクリル)の前後左右の角は面取りされていました。
296x196x11mm, 0.58kg
カタログ上は上記のように580gですが、手元の実機だと566gでした。見た目が大きいので、持った時により軽く感じます。これは表面をアクリルで作りつつ。ボディ自体はABS樹脂(プラスチック)製だからだと思われます。ABS樹脂であるおかげで、アクリル積層型のコントローラーのような、しなりが発生しづらいのが良いですね。
表面だけアクリルパネルなのは、好きなアートワークを入れて見栄えを変えるためです。私は利用していませんが、サンプルのアートワーク2種とブランクの白い光沢紙が付属しています。

薄くて広いので、ひざ置きでも、机置きでも使いやすいサイズです。
背面には、6か所に小さいすべり止めが付いています。これのおかげで机置きは問題ないのですが、ひざ置きには不足する感じで、ややすべりやすいです。私は以下のGRIPLUSを張り付けています。やや値段が高いですが、強力なグリップ力でありつつ、綺麗にはがせます。

本体以外の付属品はUSBケーブル、分解用のミニレンチ、キー引き抜き工具、替えのスイッチ(クリスタル)1つ、替えのオプションボタン用キーキャップ2つ、説明書です。説明書は日本語で書かれていました。

PS5やXboxへの接続
DOIO KBGM-H06やDRM Slimと同様、GP2040-CE搭載のコントローラーなので、基本的な考え方は同じです。PCは追加機器不要でつながりますが(中キックにあたるボタンを押しながら接続でXinputモードになる)、PS 4,PS 5やXbox Series S|Xで利用する場合は以下のどれかが必要です。
- Brook Wingman FGC2 (アダプター) ※PS用 (新型)
- Brook Wingman FGC (アダプター) ※PS用
- Brook Wingman XB3 (アダプター) ※Xbox用
- Haute42 Booter 5 (ドングル) ※PS用
- MagicBoots FPS Adapter Joysick Converter for Xbox One(ドングル) ※Xbox用
Brook Wingman FGC2 の方はアダプターで、本機とPSの間に挟む形で使用します。同様にXbos Series S|XであればWingman XB3を挟みます。Xinputモードで接続することで、WingmanがPSやXbox用に通信を変換してくれます。
Booter 5はいわゆるPS認証のドングルで、パススルーポート(EXTポート)に接続して利用します。本機はパススルーポート(USB Type-A)が上側についてあり、ここにBooter 5を挿して利用します(後述するようにWeb configの設定変更が必要です)。Booter 5だけでなくWingman FGCをこのポートにつけて使うこともできますが、大きく飛び出して不安定になるのでやめた方が良いと思います。
私はPS5でしか試していませんので確実なことは言えないのですが、Xbox用のMagic Boots等をEXTポートにつけて使うこともできると思われます。(GP2024-CEのドキュメントに記載があります。)
PCやPS5と接続するためのUSB-C端子は上側、パススルーポートの隣にあります。また、本体左上には小さい液晶画面があり、ここに現在の利用モードやSOCD設定等が確認でき、便利です。
ボタンまわり
基板はKailh Choc V2と互換性があり、スイッチをホットスワップ可能です。標準では、Haute42の最近の標準スイッチである、クリスタルスイッチです。

標準で搭載されているこのボタンは、十分押しやすいものなのですが、私は同社のWind Engineの方が好みなのと、リム付きということもあり、若干ボタンの背が高いので、Wind EngineにDRM FL用の白いシリコンリングを入れることで背を低く、若干清音化して使っています。

※2025年1月25日追記:Haute42から新しく、Shadow Huntingというスイッチが発売されたので、現在はこちらに交換して使用しています。こちらは総ストローク 2.0mm (Wind Engineは2.8mm)、アクチュエーションポイントが0.8mm(同 1.2mm)とかなりショートストロークで、より軽く押せるようになりました。以下の写真の左(青)がWind Engineで、右(黒)がShadow Huntingですが、並べるとShadow Huntingのストロークが短いことがよく分かります。

Shadow Huntingには同じくDRM FL用の白いシリコンリングを挟んで利用しているのですが、これによりさらにボタンの背を低くしつつ静音化できています。アケコンとスイッチの組み合わせによっては、低くしすぎるとうまく動かなくなる場合があるのですが、Haute42 U16と上記の組み合わせでは問題なく利用できています。人によっては低すぎると感じるかもしれませんが、私にはちょうど良い感じです。ただし、移動キーには入れていません。シリコンを入れることでやや押し感が重くなり、薬指で押すのが難しくなったためです。

ボタン配置は、昨今の多ボタンレバーレスでよく見る配置ですが、リムがあることもあり、キーとキーの間が若干広めです。下はDRM Slimとの比較ですが、ボタン間、特に中Pと強P、中Kと強Kの間が広めなのが分かると思います。これとリムのおかげではじくような入力がしやすいというメリットがある反面、慣れるまでは指がボタン間に落ちるということが起きがちで、ここは好みが分かれると思います。

キーカスタマイズも可能です。スタートボタンを押しながらPCにUSBで接続して、http://192.168.7.1/ に接続すれば GP2040-CE のWeb config に入ることができ、各種設定が可能です。初期ファームウェアはGP2040-CE 0.7.9でした。
注意点としては、初期設定ではPS4/5に接続する際のドングルが有効になっていないことで、PS + ドングルで使う場合は設定が必須です。詳細はDOIO KBGM-H06のレビュー記事を参考にしてください。
まとめ
薄型で両手が置けるレバーレスコントローラーとして、実にそつなく、大きな不満なくまとまったコントローラーで、スイッチ周りもChoc V2で色々選べたり、アクリルの下に好きなアートワークを入れることができるなど、カスタマイズ性に優れています。
リム付きのボタンで、ボタン配置がやや開き気味、というところが好みの分かれるところだと思いますが、ある程度の大きさ(約30cm x 20cm)でかつ軽量(566g)なものが好みであれば、まず試してみることをお勧めできるコントローラーです。ボタン配置がもっと狭い方が良いということなら、前述のDRM Slimや、DOIO KBGM-H06のレビューも確認してみてください。またリム付きでかつ比較的ボタン間隔が狭い方が好みなら、Haute42 R16も検討されるのが良いと思います(こちらはアクリル積層型)。
DRM Slim (レバーレスコントローラー) ミニレビュー – Portablecode.info への返信 コメントをキャンセル